アラフォー女子が脱サラする理由

クリエイターになりたい

「サラリーマンとしての限界が来た」40歳を目の前にしてそう思い始めました。私は内向的で、職人気質の性格です。何か物を作り出すために黙々と作業をしたり、調べ物をすることが好きでした。物を作ることで自分の内面を表現する方法を高校や大学での勉強で模索してきたつもりです。しかし、大学を卒業して社会人になると、クリエイターになる道を諦めてしまいました。周りにいた先輩クリエイターの実力に圧倒され、自分には到底無理だと失敗を恐れ、挑戦せずに尻込みしたのです。今では会社でプロダクトやプロジェクトを管理し、チームを先導する立場です。給料もそこそこ稼げるようになりましたが、ふとした瞬間に頭をよぎるのは「クリエーター」としての自分です。自分の手で何かを作り出す喜びや挑戦を味わいたい、そう思ったら居ても立っても居られなくなったのです。新たな挑戦に年齢やタイミングは関係ありません。

企業名や役職ではなく、一個人として価値を見いだしたい

現在の私は会社のブランドや名刺があるから、ビジネス上の信頼や信用が築けています。個人の名前だけでは何の価値もなく、ビジネス相手と取り引きが出来ないのは愚か連絡さえ取り次いでくれないことでしょう。Googleで検索しても、上がってくるのはFacebookやLinkedInのプロフィールだけなのです。数年後に自分の名前をネット検索して、どんな情報が出てくるかが見ものです。

先が見えるキャリアはつまらない

私がサラリーマン生活を続けて約15年が経ち、出世コースのレールが見えて挑戦欲を失いました。決まったことをすれば、決まった給料と決まった役職につけると思えば安心かもしれません。昇進や昇給が目的なら人生ばら色です。しかし、私は決まったレールを走ることが出来ない性格なのです。

関連本の紹介

最後に、脱サラを考えばじめた頃に最初に読んだ本をご紹介します。英語ですがとてもわかり易くまとまっているガイド本です。「何となく脱サラしたい」と思っている人が最初に手に取る本には丁度よい本だと思います。
Escape from Corporate America: A Practical Guide to Creating the Career of Your Dreams (English Edition)